屋外の排水トラブルを予防する方法はある?

定期点検と掃除が最大の予防策です。

年に2回は行いたいチェックリスト

  • □ 排水マスのフタを開けて、ゴミ・油の堆積を確認

  • □ 側溝に落ち葉が詰まっていないか確認

  • □ 植木の根が配管に干渉していないか確認

  • □ 雨の後、排水の流れがスムーズかチェック

  • □ 排水管にニオイ・逆流がないか確認

特に秋・春は落ち葉や虫の死骸などが排水を妨げやすく、トラブルが起きやすい時期です。

洗面所の水漏れの主な原因は?実際に多い順に教えてください!

頻度の高い原因トップ5を以下にまとめました:

ランク 原因 説明
1位 排水トラップの劣化 ゴムパッキンの硬化、接続部の緩みで水が滲み出す
2位 シャワー付き水栓のホース劣化 引き出し式のホースが擦れて小さな穴が空く
3位 給水ホースの接続不良 ナットのゆるみやパッキンの摩耗によるポタポタ漏れ
4位 洗面ボウルと排水金具のシール不良 水がボウルの裏を伝ってキャビネット内に滴る
5位 壁からの漏水(配管の中折れ) 築年数が古い物件で多発、壁内部の漏水は特に厄介

とくに1位・2位のホース・トラップまわりの劣化は、築10年を超えた住宅で多発しています。

洗面所の蛇口からポタポタと水が垂れている。放置しても問題ない?

小さな漏れでも早期対処が重要です。放置すると水道代・本体破損リスク・カビの発生につながります。

蛇口の水漏れは主にパッキン(ケレップ)やカートリッジの劣化によって起きます。
一見「たった1滴ずつ」でも、1日で1〜2リットル、月間で数十リットルの無駄水になることも。
また、ポタポタ音がストレスになったり、水受けが常に濡れて水垢やカビが発生するケースもあります。

床が濡れているけど、蛇口や排水には異常が見られない。原因は何?

「見えない水漏れ」が起きている可能性があります。

以下のような原因が隠れていることがあります:

  • 排水管の根元が壁裏で外れている(床下漏水)

  • シャワーホースが出し入れ時に水をこぼしている

  • 洗面台背面の壁内で、給水管が微細に割れている

  • 洗面ボウルの裏から水が壁に沿って垂れてきている

 

確認ポイント

  • 床がどのタイミングで濡れるか(使用後すぐ/数時間後など)

  • キャビネット内・床下点検口から覗いてみる(カビ臭もヒント)

  • 洗面ボウルの裏を懐中電灯で照らしてみる

ベランダに水がたまっている…これって水漏れ?それとも排水の問題?

水が「たまる」=排水トラブル、水が「しみ出す」=水漏れの可能性があります。

ベランダは雨水や掃除水を流す「排水口(ドレン)」があり、そこが詰まっていると水がたまります。
水が溜まったままだと、防水層を超えて床材の隙間から水がしみ込み、建物の構造部まで浸水する「水漏れ」へと悪化する恐れがあります。

チェックポイント

  • 排水口の落ち葉・泥・砂の詰まりはないか?

  • 排水しても数時間後も水が引いていないか?

  • 水たまりの周囲にひび割れや塗膜の浮きがないか?

水漏れとただの水たまりってどう見分ける?

排水後も床が常に湿っていたり、壁面に水ジミが出ていれば“漏れている”可能性が高いです。

状態 可能性
雨のあとに床が乾かずジメジメしている 漏水または勾配異常の疑い
壁面に黒ずみや膨れ、剥がれがある 水分が内部に入り込んでいるサイン
室内側の壁や天井にシミができている すでに構造体まで水が達している可能性

傘を差さずに雨に濡れてみて、どの位置から垂れているかを目視確認するのも有効です。

ベランダの水漏れの主な原因って?

圧倒的に多いのは「排水の詰まり」と「防水層の劣化」です。他にも複数あります。

原因 詳細
排水口の詰まり 落ち葉・泥・ゴミ・洗濯クズなどが溜まって排水できない
防水層の劣化 ウレタン・シート防水が10年超で劣化し、ひび割れから浸水
サッシ周りのシーリング劣化 ゴムのような充填材が割れて、隙間から水が入る
勾配不良 リフォーム・新築時の施工ミスで水が排水口に流れない
タイル下のモルタルひび タイル仕上げのベランダは目地割れからの浸水が多い

室内に水が入ってきた!ベランダの水漏れが原因の場合は?

ベランダ防水が劣化して床下に水が回ると、室内へも被害が及びます。

よくある兆候は:

  • フローリングの「浮き」や「ブカブカ」感

  • 壁紙の「ふやけ」「シミ」「黒ずみ」

  • 室内のカビ臭(押し入れや窓際)

この状態はすでに「水が建物の構造に到達している」段階です。
早期に防水工事+内装補修+原因調査をしないと、家全体の劣化が進行します。

自分で出来るベランダの水漏れチェックを教えてください

簡易的にはホースと懐中電灯があればセルフチェック可能です。

簡易チェック方法:

  1. ベランダの排水口を掃除する(詰まり除去)

  2. ホースでベランダ全体にゆっくり水を流す

  3. 室内側の壁・床・天井を観察(水ジミや変色、臭い)

  4. 懐中電灯で床やサッシ下を照らすと濡れがわかりやすい

注意:構造部分が水を含んでいる場合、外観で分からないケースも多いです。
確実に調べたい場合は業者の散水試験・赤外線カメラ・発光液検査などを利用しましょう。

お風呂の蛇口から水がポタポタ…放置しても大丈夫?

放置すると水道代がかさむだけでなく、本体故障に発展します。

よくあるのは、単水栓のコマパッキンの劣化や、混合水栓のカートリッジの故障です。
一見小さな水漏れでも、1ヶ月で100リットル以上の無駄水になるケースもあります。
また、内部で水圧がかかり続けることで蛇口本体にひびが入ったり、シャワー側に漏れが回ることも。

対処法

  • 止水栓を閉める

  • 型番を確認し、パッキン or カートリッジを交換

  • 長年使っているなら蛇口全体の交換も検討(耐用年数10〜15年)

浴槽の周りの床がビチャビチャ…原因がわかりません。

床下配管・浴槽の排水パッキン・防水の破損など、目に見えない部分での水漏れが疑われます。

よくある原因:

  • 浴槽と壁の隙間からの水の侵入

  • 排水管接続部(浴槽下)のパッキン破損

  • 床のクラック(ひび割れ)や防水層の劣化

浴槽の排水が流れた後に床がじわじわ濡れてくる場合、床下で漏れている可能性が高いです。
放置すると、シロアリ・木部腐食・階下漏水など、建物全体に影響が出ることも。

対処法

  • 使用後すぐに周囲を拭いて、濡れるタイミングを観察

  • 浴槽下のエプロンを外して、排水部を点検

  • 業者に「床下点検」または「漏水調査」を依頼(ファイバースコープ使用など)

排水口から水が漏れるってどういうこと?逆流とは違うの?

排水トラップの破損や接続不良により、水が下ではなく周囲に漏れている状態です。

お風呂の排水口は、排水トラップで臭いを防ぎつつ下水へ流す構造です。
このトラップ部分が割れていたり、浴槽の排水とズレていたりすると、排水が漏れて床下に染み出すことがあります。

判断方法

  • 入浴後しばらくして「浴室外の床」や「天井」が濡れる → 高確率で排水トラップの不具合

  • 排水口に水をためて、一気に流して確認(周囲に染み出す場合は漏れ確定)

 

対処法

  • トラップの確認・交換(DIY可能だが構造による)

  • 配管のズレ修正やパテ埋め(応急)

  • 漏水調査&高圧洗浄業者へ依頼

0120963503